納豆とチーズ揚げ


ぎょうざの皮に包むもの
普通それはひき肉なのかもしれない。

うちでは違う物が包まれるため、子どもたちもそれが常識だと思っている。

『ぎょうざの』皮なのであるが、うちでは納豆とチーズである。
しょうゆと納豆をほどよく混ぜ、ぎょうざの皮に包み、チーズを隣に忍ばせ、水で皮と皮をくっつける。

たまに納豆だけ、チーズだけも用意される。
子どもたちの気まぐれによってすべては決まるのである。

たまには違う物も作りたい。
そう思っているが、何も思い浮かばない。

ぎょうざの皮に包む物が納豆と知られて、びっくりされたこともあるが、実際おいしいのである。
これを焼くのではなく、揚げる。

揚げる行為は、カロリーがぐーんとあがる。
その背徳行為がおいしい物と隣り合わせなのは言うまでもない。

太るの2文字を見なかったことにする。
太ると思って食べると本当に太る。
しかし、これは太らないと思って食べると太らないというのを聞いたことがある。

これは好きな物の前では、いっぱいだった胃がきゅっとより、デザートが入るという話を聞いた。
これと同じ原理なのだろうか。
いつか調べてみたい事項である。

そうこうしているうちに揚げ物が出来上がってきた。
こっそりとひとつ、口に運ぶ。
でも、それはせっせと作っている子どもたちにすぐにバレてしまい、ひとつ頂戴が始まる。

みんなの口の中に幸せの味が広がる。
いつも思うのは、食べる時ではなく、この一緒に作っている時間がほしいから、いつもこのメニューを選ぶのではないかということ。

そうだよと言うように
「おいしいね。おいしい」
みんなで顔を見合わせて、またせっせと作り出す。





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